むぎのフランス絵日記☆

フランスでカメになる

日仏カップルの国際結婚漫画ブログ

幸せな国際結婚生活を送るために必要だと思うこと5選

ボンジュール、むぎ(@muuugi105)です。

 

さてさて私事ですが、フランス人夫のピーと結婚して、もうすぐ1年になります。

そんな私ですが、知人友人から「私も国際結婚したい」と言われることがよくあります。私自身、国際結婚は素晴らしい経験だと感じていますが、同時に「絶対におすすめだ!」と言い切れないのも事実です。なぜなら大変だからです。

日本人同士の結婚ですら大変なのに、国際結婚となると言葉の壁、どっちの国に住むか問題、子供の教育、老後どうするなどなど次から次へと考えなければならないことが増えていきます。

厚生労働省の「人口動態調査」によれば、日本人同士の離婚率は約3分の1であるのに対し、国際結婚の離婚率はその約2倍以上に上昇しているとの報告があります。

そこで今回は「幸せな国際結婚をするために必要だと思うこと」をテーマにしました。私の経験によるものなので、妻が夫の国に移住した場合について書いていきます。

国際結婚をしたい人に参考にしてもらえればうれしいですヽ(●・∀・●)ノ

 

私が幸せな国際結婚生活を送るために必要だと思うこと

1、お金(金銭的な自立)

なんだよ、愛じゃないのかよって思いますよね! お金、大事です。愛だけじゃダメなのですね。

とにかく国際結婚はお金がかかります。相手の国に行くにもお金がかかるし、なんだかんだでお金が必要。ビザの申請にもお金がかかります。日本人同士の結婚ではかからない費用がいっぱい。

そして金銭的な余裕は、心の余裕につながります。ただでさえ慣れない言語、慣れない海外生活なのに、金銭的な余裕がないとストレスがどんどんたまっていきます。

現実は厳しいです。

そしてあなたが海外生活のなかで日本食が食べたくなった。海外で日本の食材を買おうとすると高いです!!ビックリです。高級品です。

日本では200円ほどで買える醤油がフランスでは1200円ぐらいします!

 

日本に帰りたい!これも飛行機代もろもろでお金がかかります。

そこで大切になってくるのはお金、そして金銭的な自立です!

 

特に欧米は共働きが普通で「専業主婦」という立場は理解されにくいです。

夫の国に移住したのだから少しぐらい頼ろう。最初はそれでもイイと思います。私もそうでした。しかし、時間が経つにつれて自分の立場が危うくなってきます。なにより自分がみじめに感じるのです。

それに仕事をしてお金を稼げるようになれば、いざと言う時(死別・離婚とか)のリスクヘッジにもなります。

 

2、忍耐

国際結婚は華やかそうなイメージとは裏腹に、忍耐を要することが多々あります。例えば国際結婚の手続き関係は煩雑です。入籍、ビザ取得、滞在許可、いずれも実に面倒くさい手続きが待ち構えております。

色々訳の分からない書類を集めないといけないし、今自分が何の書類のために何を書いているのか分からなくなる。まさに、終わらない手続き地獄(笑)!!

でも自分が選んだ道だと言い聞かせて、ちまちまやっています!

 

日本の行政サービスは一般的に効率的で信頼性が高いとされ、日本ほど役所がスムーズに仕事をしてくれる国はないと思います。日本へ一時帰国した際、役所で手続きをすると、驚くべき速さで手続きが終わり、感動を覚えます!

フランスはどうか。全くスムーズにいった試しがありません(笑)

うわさには聞いていましたが、トラブルしかない。待てど暮らせど書類が来ない、書類紛失、再送したのに二度目の紛失w、一日中電話してもつながらない、他人の公的書類が送られてきた。。などなど!

ただただ無事に手続きが終わるのを待つのみ!!

おかげさまで忍耐力が付いたなと感じています!(^^)!

 

3、コミュニケーション

国際結婚ということで、日本人同士の結婚よりも夫婦でよく話し合わなければならないことがたくさんあります。

  • ビザや滞在許可証など各種事務手続きについて
  • どこの国に住むか
  • 言葉のこと
  • 宗教のこと(状況によっては改宗が必要なことも)
  • 子供を授かったらどこでどのように出産するか、宗教によっては洗礼が必要、名前の問題(日本名にするかどうか、ミドルネームを入れるかなど)、国籍の問題
  • 子供の教育(育児方針、学校選び、バイリンガル教育についてなど)
  • 老後の事

などなど。

国によって文化や風習、考え方などが違いますから、その辺を踏まえて夫婦でよく話し合う事が大事ですよね。

後述しますが、国際結婚したカップルは母国語同士で会話出来ませんから、丁寧に、時間をかけて、これも忍耐ですがしっかりとコミュニケーションを取っていくことが大切になるかと思います。

 

4、現地語の習得

③のコミュニケーションを円滑に行うためにも、やはり言語は大切です。

国際結婚したカップルは一方または双方が母国語ではない言語で会話しています。

そのため自分の伝えたい事が相手に上手く伝わらないことは多々あるし、また逆も然り。相手の言葉を相手の真意とは別の意味で受け取ってしまう事もあります。母国語でない言語で細かいニュアンスを伝えることはとても難しいのです。

これは誤解やすれ違いにつながり、塵も積もればなんとやら、取り返しのつかない大きな溝になっていたなんてことも…!

それを極力なくすには、やはり言語の習得が大事になってきます。

理想は夫婦がお互いの国の言語が話せること。またはどちらかがネイティブ並みに相手国の言語を話せることです。

 

それに言葉は力です。

私のフランス語の先生が、「言葉は力。だから必死で勉強しなさい」とよく言っていました。

正直、現地語を話せなくても海外で生きていくことは出来ます。

英語が話せる人で、非英語圏でも英語が通じる国に移住する方は現地語を学ぶ意味を見いだせないかもしれません。

しかし現地語が話せると世界が広がり、より海外生活が充実したものになります。それにやはり海外ですから、いざという時に自分の身を守るためにも言葉は大事です。

フランスの場合ですが、割と「言った者勝ち」みたいな所があるので、フランス語で主張できないと不利な状況になることもあるかもしれません。

 

また、現地に住んでいなくても、相手の国の言葉が話せれば相手家族とのコミュニケーションが円滑になりますね!頑張って勉強している姿勢を見せれば、相手家族も喜ばしいに違いありません!(^^)!

 

私たちも一生懸命、互いの言語を勉強しています。

夫はビジネスレベルの日本語力で、私の両親とジョークを交えて話せるぐらい日本語が堪能です。変な日本語を言う事もありますが、それはご愛嬌(私のせい)! 

一方の私は、フランスの大学へ入学出来るレベルのフランス語力はありますが、あくまでもテストの点なので実際の会話は発展途上という感じです。義両親とは日常会話は問題ないですが、なにか気の利いたことを言えるのはまだ難しいレベルです!

もっとがんばろう!

 

5、自分の世界を作ること

個人的には⑤番目が一番大事な気がします。

「自分の世界を作ること」

これは国際結婚で自分が相手の国に住むことになった場合、本当に大事なことだと身に染みております…!!

言葉が不自由で異国に住むという事は、とても大変で精神的にもキツイことです。

そして大抵の国では日本よりも家族の結びつきが強いです。フランスはまさにそう。そんな家族との付き合いが濃密なフランスでは、夫や夫の家族のペースになりがちです…!!

そういう状態だと自分のペースを乱されるので、すごくストレスが溜まります。そして不平不満が出てくるのです。私が実証済みです(笑)

異国で「自分の好きなこと」「楽しいこと」「気兼ねなく話せる友人」などなど、自分の世界を作って広げていくことはとても重要です。

そうすれば自分のペースで海外生活を送れ、楽しむことが出来ます。そうすればしめたものです!

更に言えば「自分の世界」で仕事が出来るといいですよね。何か自分の趣味や特技を通して自分の世界を作り上げ、人脈を作り、仕事につなげていけば大成功です。

例えば絵、写真、歌、楽器演奏、ダンス、裁縫、料理、ハンドメイド作品などなど。

私の場合は「漫画&イラスト」です。特にフランスは日本の漫画が人気ですから、「漫画を描いているよ」と言うと結構興味を持ってもらえます\(^o^)/

 

まとめ

私が幸せな国際結婚生活をするために必要だと思うこと

お金(金銭的な自立)、忍耐、コミュニケーション、現地語の習得、そして自分の世界を作ること

です。

もちろんそれらは日本人同士の結婚と変わらない部分もありますが、育った環境と言葉が違う国際結婚においては更に重要になってくると思います。

国際結婚が上手くいっている方は、お互いの努力があるから幸せなのだと思います!(^^)!

 

私は国際結婚してよかったと思っています。

国際結婚は『大変さ2倍、幸せ2倍』と言われることがありますが、その言葉の通りだと感じます。確かに大変なことも多いですが、それを2人で乗り越えた時に絆が深まります。後から振り返って笑い話になり、よき思い出になります。

さらに、国際結婚を通じて視野が大きく広がりました。フランスで多様なバックグラウンドを持つ方々との交流を通して新しい考え方を学び、これまでとは異なる視点を養う素晴らしい機会となったと感じています!

 

これからも前進あるのみ。日々の努力を怠らず、前向きに2人で頑張っていきたいと思います!!

つらつら書いてしまいましたが、この記事で何か参考になるところがあれば幸いです!

 

ではまた(╹◡╹)☆★