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むぎのフランス滞在記☆

フランス在住ヒキニートの日常

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突然、フランス人彼氏が「なぜ日本人は困ると公園に行くの」と聞いてきた


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穏やかな日曜日。

 

突然、フランス人彼氏が「なぜ日本人は困ると公園に行くの」と聞いてきました。

 

彼氏がトウキョウソナタという日本の映画を見ていた時のこと。

トウキョウソナタという映画

ざっくりあらすじ。ネタバレ注意です!

香川さん演じるサラリーマンの佐々木がある日、リストラされてしまう。佐々木はリストラされたことを家族に言わず、日中、公園で時間をつぶすんですね。

公園には佐々木と同じような境遇の元サラリーマンがいっぱい。そこで高校の同級生と出会うのですが、彼も同じように会社をリストラされ、公園で時間をつぶしていました。しかし同級生は妻とともに自殺してしまうのです…。

 

フランス人彼氏は以前にもこの映画を両親と見たことがあるらしいのですが、彼&両親はこの映画を「全く理解できなかった」そうです。

そもそも、どうしてリストラされたことを家族に言わないのか、すごく不思議だったらしい。そしてどうして公園で無駄な時間を過ごすのか分からなかったそうです。

私は「プライドがあるし、家族だからこそ言えないのよ。気持ちは分かるよ」と答えました。

 

もちろん、リストラされたことを家族に黙って公園で過ごすことは最善の行動だとは思いません。

佐々木は運よく、リストラされたことを家族に隠したままショッピングモールでの清掃の仕事が見つけますが、それでもいの一番に家族に本当のことを伝えるべきだったと思います。

「失敗したことを隠して取り繕うとして、かえって事態が悪化した」ことと似ています。私も働いていた時に経験があります。早く上司に言えばいいものを(笑)

 

自分一人でやれることなんてたかが知れています。

家族に、奥さんに、リストラされたことを伝えたら、ベストな解決策があったかもしれません。奥さんがどこか働ける場所を知っていたかもしれません。

いずれはバレることですしね。それにもし私の夫がリストラされたら、隠さずに早く言ってほしいです。

 

でも、私は日本人ですし、フランス人彼氏のように、リストラされた元サラリーマンが公園に行くことがそこまで不思議には思いません。

 

実は私も元サラリーマンの佐々木のようなことをしようとしたことがあります。(笑)

1年通うはずだった語学学校を2週間で辞めた時です。↓

framugi.hatenablog.jp

 

フランス人彼氏に学校を辞めたことは黙って、家や公園で過ごそうかなって一瞬考えたんです。

でも結局言いましたけどね(笑)

隠したって何の解決にもならないと思ったから。

 

藤子不二雄A先生のブラックユーモアにも

私、「笑ゥせぇるすまん」でおなじみ、藤子不二雄A先生のブラックユーモア漫画が大好きで日本からいくつかマンガを持ってきたんですね。

そのマンガの中に「明日は日曜日そしてまた明後日も……」っていう作品があるんです。主人公が会社に行けず、ニート・引きこもりになってしまうっていう話。

これは1971年の作品で、まだニートや引きこもりが顕在化する前に描かれたもの。藤子先生はニートや引きこもりの出現を予測したのでは、と話題になりました。

この物語でも、主人公が入社初日に会社に行きそびれてしまうんですが、やっぱり公園に行くんです…。そして母親が作ってくれた弁当を一人で公園で食べるっていう…。

主人公は初日、2日目と会社に行かなかったのに、同居している両親に会社に行けなかったことは言わないまま…。まぁバレたんですけどね。

 

この作品を読んでも、

フランス人彼氏は「分からないー!なんでみんな公園に行くのー?!」と言ってました。

 

これが文化の違いってやつでしょうかね。

 

さぁ、私も公園に行こっかな。(笑)